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地域に新たな試みを仕掛ける、ソーシャルベンチャー (No.661)
私もかなり高校生から学部生までは熱心にソーシャルベンチャーなどの取組みを進めてきていました。が、大学院からは一歩引いて客観的に研究や調査などをやっていましたので少し距離を置いていたのですが、昨日久々にそういった若者(と私が言うのもなんですが)たちの新年会に誘われて参加してきました。
ちょうど、私の元々経営していた商店街ネットワーク社長時代のスタッフの駒崎さん(現在、NPO法人フローレンス代表)よりお誘いを受けまして。彼は昨年、うちにいた時から起業し、そのあとの様々な遍歴をまとめた本を出版しました。またそれにもレビューを書きます。

が、今日は昨日であった地域に新たな仕掛けを作っている2つのソーシャル・ベンチャーがあったのでご紹介します。

■KOMPOSITION
KOMPOSITIONの詳細に関してはWEBを見ていただいた方がよいのですが、企業と地域を結びつけて渋谷にバスケットコースを整備・運営したり、落書きされる壁面を解放して綺麗に彩る事業などを展開しています。商店街では千歳烏山でも実施されています。
代表の寺井さんとお話しましたが、商店街の将来的な展望に関しては、むしろ今の中間世代に心配があるということを指摘していました。どうしても積極性に足りないことが多く、守りばかりで次の世代で攻めの姿勢を作れるかどうか、ということを疑問視されていました。私もこれは感じるところで、守りつつ攻めなくてはならない今の商店街に求められる戦略は非常に複雑かつリソースを大変食いやすいです。だからこそ積極性が必要なのですが、下手に頭でっかちで動かない、忙しいから動けないといったようなことも若い方々にも見られるので、もっと積極的に動いていく姿勢が必要ですね。
以前からKOMPOSITIONの寺井さんのことは知っていましたが、しっかりとお話したことがなかったため非常に興味深い話でした。

■FireworksFilm
昨日はFelireworksFelimで脚本をされている栗山さんともお話をしました。
FireworksFilmは地域に入り込み、地元の方々を巻き込んだ映画の制作をされています。当初はあまり一体感のあることを地域全体で行ったことがなかった人たちが、映画制作を通じて集まり、気づかぬ地域資源の集積を改めて発掘・発見できるとのことでした。確かに単なるイベントよりは息が長く、多く人たちが関われる余地のある映画制作は、単に商店街だけでなく、地域に静かに潜んでいる様々なリソースの掘り起こしや合意形成で非常に有効であると思います。
地域事業では細かな事象で対立を生むこともありますが、より上位の概念(より住みやすいまちにしたい、など)では皆、反論しないところが多くあります。互いにわかり合うことで、その次にある事業に繋がることもあるでしょう。
実際、映画を通じて出来たコミュニティ活動がその後の継続して地域に根付いているケースもあるとのことでした。また"西条市合併記念映画製作と「らくだ銀座」プロジェクト"で日経情報化大賞の日経MJ賞も受賞されています。

少しソーシャルベンチャーのコミュニティから距離を置いていましたが、そろそろこの周辺の動きにもまた改めて合流していこうかと思います。私も2000年頃から社会起業家などで色々と取り上げて頂いたり、コンペなどにも参加していましたが、この業界も色々と変わってきたと感じました。従来よりはよりリアリスティックな感じが出てきてとても良いと感じました。以前は非常にビジョナリーすぎる感がある世界でしたが。

また色々と地域に新たな仕掛けを作るソーシャルベンチャーには注目していきたいと思います。
author:Hitoshi Kinoshita, category:商店街活性化, 07:56
comments(1), -, pookmark
Comment
KOMPOSITIONのご紹介ありがとうございます!リアリスティックな感じが出てきてGOODというのは同感ですねー
では、また!
teraiman, 2008/02/08 12:45 PM