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組織の文句ばかり言う人と仕事してはいけない、3つの理由。(No.1030)

地域活性化の仕事をしていると、うちの会社はクソだから辞めて地域での仕事したい、とか、うちの役所はどうしようもないからやめて、自分で地域で事業を興したいとか、この手の話をされる方と出会うことがあります。

地域での取り組みは正直、野武士みたいなもんなので、言い訳はできないわけです。結果が全てですから、そんなに甘く捉えてできるはずないじゃん、と思うわけです。プロセスしっかりやっていれば認めてくれるなんてことは一切ありません。所属していれば給料くれるとかありません。

愚痴ばかり言っている人と地域の事業やってロクなことになった試しがないので、基本的に僕はしないのですが、その理由を3つに整理してみました。

(1) 語るだけで、結果を出せない。

斜に構えて世の中知ってる風で、「だからこの組織はダメなんだ」みたいなことをいう人に限って、組織でも大した仕事をしていません。

結局、愚痴というのは、問題を指摘しつつも、自分はその解決をしない、もしくは何人にも解決できないこれだけの大きな理由があり、だからこそ腐っている、的な話になるわけです。そして俺だけはそれを冷静に見極め、組織内では戦ってきたという、正体不明の組織内武勇伝になります。小学校のクラス内のもめごとレベルの井の中の蛙感が出てきます。しかしながら、事業実績つくって上にあがるわけでもなく、うだうだいってるだけで正直結果が全く出ていないので、何もしていないのと変わらないわけですが・・・。いくらでも組織内での解決策なんてあります。地域内の課題解決はさらに利害関係関係ない人まで出てくる複雑な状況と立ち向かわなくてはならないわけで、組織内の課題解決もできないようでは話になりません。

基本スタンスとして、語るだけで何もやらない、結果を出せない。本当に自分がやるべきことが明確であり、本当にわかっているのであれば、実践して成果を何がなんであげるという話になるわけですが、そうではない。一番の安全地帯で声を上げていることに、人生の満足を得ています。この手の人は何をやっても愚痴ばかりを言い出し、最後は邪魔をしてくる人になるので、地域のおける取り組みでは要注意人物だと思っています。


(2) 自分は上という意識で語るけど、結局はフリーライダー。

「そんなに嫌ならさっさと辞めればいいじゃん」というのに色々と言い訳をいって辞めません。
結局、辞めないのは当座本人にとっては合理的な選択をしているって結果です。そもそも組織で働くこと自体は別に悪いことでもなんでもない環境選択の一つなわけですが、なんか文句いう。文句いうわりに別にやめない。

やめないにはやめないなりの理由がある。
それは本来もっと意欲をもって取り組むべき仕事に日々取り組まずとも、組織で規程された給料が貰えるからです。そして組織の看板と肩書でなんとなく自分の居場所が保証されるからです。しかしそれらは彼が馬鹿にしている周囲の人の絶えまぬ日々の労働によって担保されているわけです。つまり、その人はとんでもないフリーライダーなわけです。

色々といっているけど、結局自分では何か自立してやっていく自信はなく、勝手に下に見ている周囲の人の尽力によって生計が立てられているわけです。そのようなフリーライダーは、大組織であれば全体の規模によって負担をしても即座に潰れるわけではありません。とはいえ、大組織でさえ、フリーライダーが蝕んで、稼ぐ人たちが組織から抜けていって企業業績がまずいことになることは普通に起こるので、問題がないわけではなく、見えにくくなるという、より悪質な経営における症状に発展するわけですが。。。

自分が文句を言っている周囲の労働によって分不相応な給料をもらっているなんてことは、お小遣いもらいながら親の悪口いうみたいなもんです。自分は他よりも自立している気になっていたりするので、大変困ります。

地域活性化というものは、周囲の人達の生計も立てていき、さらには地域全体の稼ぎに対してまで意識を巡らせ、行動し、責任をとっていく必要があります。1つの組織内でも自分を客観視できず、フリーライドしてることに気づかないまま自己満足を貫く人と、地域全体を云々といった意識を共にすることはできないのです。そういう人は、ますます地域衰退を加速させる人になりかねない危険人物です。


(3) やる人は言う前に、さっさとやる。

本当にやる人は、うだうだ言わずに、さっさとやります。会社もさっさと辞める。事業もさっさと始める。ひとまず飛び込むんですよね。無謀なタイプの人もいるし、慎重だけど粛々とやるという人もいる。多種多様だけど、皆一緒なのは、やろうと思ったら衝動的行動力をちゃんともっている人です。僕らのローカルパートナーであったり、コーポレートパートナーの企業の人だったりは、結局別に組織がうんぬんとかに文句言わずに、組織内でもやることはさっさとやる。自分で独立してやるべきことは独立してやる。

そのあたりの意思決定力、スピードが大切なわけです。
事業はセッションみたいなものなので、同じテンポで進まないとうまくいきません。誰かが乱すテンポで演奏されると、事業はおかしな方向にいきます。だから私としては、さっさとやる人とやりたいわけです。

会社辞めたら生活どうなるか、、、事業失敗したらどうしよう、という話を周囲にしたところで、そんなもんは、基本的に自分でどうにかするしかないのです。というか、どうにもしようがないですよね。周囲からすれば。多少手伝ってあげたりはできても、失敗したら「その時はオレが生活の面倒みてやるよ」とでもいってくれると思っているのかと思ってしまいます・・・。自立心皆無。

さっさとやる人と共にやる。これが地域における事業においても重要です。状況は刻一刻と変わるからです。
やるやるアピールだけして、いつまでもやらない人はある意味の自己欺瞞を重ね続けているので、精神的にもあまりよくないと思うところです。環境は文句をいうものではなく、自分で変えるものですよね。

ということで、地域で取り組みをしていて、地元ではそれなり有名な企業とか役所に務めている人で、「組織の文句ばかりいう人」とは一定の距離を持ち、しっかり事業に集中したほうがよいです。私達は貴族ではないので、地域内で愚痴ってるだけでは事業が前に進みません。気をつけて参りましょう。
 
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