2007年03月21日の記事 | 経営からの地域再生・都市再生

昨日は予告していた通り報告会を開催いたしました。この年度末の忙しい時期にも関わらず、60名以上の方にご参加いただきまして、大変実りある機会となりました。 時間に限りがありましたので、報告書の内容(250p程度)を全て伝えるのは不可能なのでエッセンスを抽出して報告させて頂きました。英米を中心に取り扱っていますが、市街地を民間で活性化する際にマネジメントを用いるのはグローバルスタンダードです。その中身は非常に日本においても参考になる内容で、ZonePropertyManagement(私が勝手に命名)などは既に国内でもいくつかの動きを私も始めています。 また早稲田の安井さん、法政大の保井先生からも大変貴重な意見を色々と頂きました。保井先生は今月西海岸の調査視察をされてこられ、プチバブルの発生やTIFの活用といった制度的なインセンティヴが効果的に機能している状況についてお話くださいました。安井さんからも既存事業者にこだわらず、新しい血を入れる重要性についての指摘がありました。 昨日の内容の詳細は配布した資料を以下に貼り付けておきましたのでご覧ください。 ■報告会資料ダウンロード(2007.03.20) 空洞化の原因は各国に差異がありますが、問題には共通要素が多くあります。今後は現場レベルで諸外国の団体と関係を構築して、互いの問題を協働で色々と解決していくことを検討したいと思います。 この春からは市街地再生に関しては研究段階を終え(2003年から2006年)、複数地域にプログラムを導入していく段階に入ります。このブログも各地区の報告などを中心に取り扱う機会が多くなるかもしれません。